なぜ言語化能力が大切なのか
言語化能力とは、頭に浮かんだことだけではなく、頭の中のもやもやを言葉にする力のことです。
言語化能力が高ければ、考えをしっかりともち、発言・表現することができます。
言語化能力が低ければ、自分でも何が気になっているかわからない、何をどう言ったらいいかわからない、ということになります。仕事やプライベートでの課題もうまく表現できず、当然、解決も進まないことになります。
これまで、言語化能力をどう鍛えればいいか、はっきりとした説明はあまりされていなかったように思います。
言語化能力を鍛える、手軽で効果的な方法があります。それが『ゼロ秒思考』A4メモ書きです。
A4メモ書きを毎日10~20ページしていると、言語化能力をすばやく鍛えることができます。誰にでもできます。「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」です。
今回は、このA4メモ書きを含む、いくつかのお勧めのアクションをお伝えします。
言語化能力を鍛える7つのアクション
- A4メモ書きを毎日10~20ページする
- 言葉への感度を高める
- ちょっとでも関心がある言葉はすぐ検索する
- アクティブリスニングを徹底する
- いつも相手の立場で物を考える癖をつける
- 考えたことを遠慮なく口にしてみる
- 考えを発表する機会をできるだけ作る
1.A4メモ書きを毎日10~20ページする
A4メモ書きを毎日10~20ページすると、言語化能力が急激に高まっていきます。自分でも驚くほどです。
いいことを書こうとか考えず、浮かんだまま吐き出していくことがポイントです。
2.言葉への感度を高める
言葉への感度を高めるのは、簡単なことではありません。でも、意識し続けていると、自然に高まっていきます。
本を読んでいても、人の話を聞いていても、いつも言葉の意味と使われ方を意識しているといいです。
3.ちょっとでも関心がある言葉はすぐ検索する
言語化能力を高めるには、言葉への理解は大切です。ちょっとでも関心がある言葉はすぐ検索して調べてみると、理解が深まっていきます。
大事だと思った言葉は、その後すぐにGoogleアラートに登録して、その後もフォローし続けます。言葉の世界への知見が深まります。
4.アクティブリスニングを徹底する
相手の話を徹底的に聞くことで、言語への感覚が鋭くなります。
早く話し終わらないかなとか、うわの空で聞くとかしていると、いつまでたっても言葉を大切にすることができません。
5.いつも相手の立場で物を考える癖をつける
いつも相手の立場で物を考える癖をつけておくと、言語化能力が活性化されます。ひとりよがりではなくなるからです。
言葉は誰がどういう立場で発しているかも含めて理解する必要があります。
6.考えたことを遠慮なく口にしてみる
考えたことを遠慮なく口にしてみることで、言語化の組み立てができ、よいトレーニングになります。
遠慮していると、もやもやがたまり、霧がかかったようになります。
7.考えを発表する機会をできるだけ作る
言語化能力の強化には、何といっても考えを発表する機会をできるだけ作ることが直結します。
発表準備のために考えを整理し、表現し、推敲し、練習し、実践し、フィードバックを得て、反省する中で、言語化能力は飛躍的に高まっていきます。
まとめ
もやもやを言葉にする力、気持ちをはっきりと表現する力は、意識すると確実に高められます。
それで初めて、自分・自社の課題にしっかり向かい合うことができ、前向きに生きることができますので、ぜひ重視いただければと思います。
言葉を軽視する傾向がある場合は、要注意です。