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経営者の視点を持つための5つのポイント

もっと経営者の視点で考えてくれよ」と言われたことはないでしょうか?
私はマッキンゼーに入った最初の頃、さんざん言われて困りました。そんなことを言われても、社長と話したこともほとんどないし、社長になったことはもちろんないし、どうしたらいいんだ、でした。

経営者の視点が大事な理由

経営者の視点で考えないと、何が本当に大切で、何はそうでもないかがよくわからなくなってしまいます。
経営者の視点で考えないと、狭い視野で物事を判断してしまいます。

経営者の視点を持ちづらいのは

経営者になったことがないので、想像しづらいと思います。通常の仕事では、経営者の立場で考えることが全く要求されていないので、考えることに慣れていないためです。

経営者の視点を持つための5つのポイント

  1. 経営者の立場でA4メモ書きをする
  2. 経営者が自分の仕事にどう取り組むか、A4メモ書きをする
  3. 業務上の判断を経営者の立場から一度考えてみる
  4. 経営者、部長、オブザーバーの3役でロールプレイングをする
  5. 気の合う同僚、少し先輩、少し後輩と、経営者視点で議論する

1.経営者の立場でA4メモ書きをする

毎日23ページ、経営者の立場でA4メモ書きをします。「私が経営者ならこの会社をどうリードするか」「EV化にどう対応していくか」などですね。
書こうとしても、経営者がどう考えているかわからないとよく言われます。想像ベースで書いていくうちにしっくり来るので、気にせず続けてください。

2.経営者が自分の仕事にどう取り組むか、A4メモ書きをする

経営者が自分の今の仕事をするならどういうやり方をするか、毎日23ページ、A4メモに書きます。
そうすると、自分の仕事をもっとどう工夫するといいか、考えるようになります。

3.業務上の判断を経営者の立場から一度考えてみる

ご自身の日々の業務上の判断を経営者の立場から一度考えてみる習慣にしてください。
それだけでかなり大きな違いが生まれます。全体最適になりますし、不満より解決策指向になります。

4.経営者、部長、オブザーバーの3役でロールプレイングをする

経営者、部長、オブザーバーの3役でロールプレイングをするのが大変刺激になります。
立場を変えることで、「あ、そうだったのか、経営者はこういうことで悩むんだ、経営者はこういう物の考え方をするんだ」と気づきます。
3分でロールプレイング、2分でフィードバック、役割を変えてこれを3回繰り返すと、わずか15分で大きな発見があります。

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5.気の合う同僚、少し先輩、少し後輩と、経営者視点で議論する

気の合う同僚、少し先輩、少し後輩と、経営者視点でときどき議論すると、理解が大変深まります。経営者ならこう考えるだろう、いやこうだろうと言い合います。
1回、定例で続けていると、同期や下手な上司よりはるかに高い視点で物を見ることができるようになります。

経営者の視点を持つための5つのポイント|まとめ

どうでしょうか。もう経営者の視点がないとは言わせないですよね。
経営者の視点で考えることを習慣にしていると、高い視点が身につき、仕事が確実にできるようになっていきます。