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人間関係|コミュニケーション

長女病を卒業する7つのアクション

長女病を卒業する7つのアクション

長女の方の悩み

長女の方には特有の悩みがあるようです。責任感が強すぎ、生真面目で、人に頼れず、自分で抱え込んで、本当は甘えたいのに甘えられない。末っ子タイプが好き放題しているのをうらやましいと思いつつ、自分では到底マネができない、こういう方がほとんどのようです。
お世話好きなので、人望があり、リーダーシップを発揮するのですが、本当は疲れていて、疲れたとはいえない、そういう辛さがありそうです。
ずっと我慢してきた人生なので、自分の感情がわからない、という方も希ではありません。

あまりに特徴的なので、「長女病」と呼ばせていただきます。

長女でなくても長女病?

実は、次女の方も、お姉さん・お兄さんが頼りない場合、長女病的な責任感の強さ、生真面目さが見られがちです。
ひとりっ子の方も、母親が頼りない場合、長女病的な傾向がよく見られます。
いっぽう、長男の方も、きょうだいが多く、特別責任感が強く生真面目な場合は、疑似長女病的な意識・行動になりがちです。(女性より少ない)

長女病になる理由

  • 2~3歳のときから「おねえちゃんなんだから」「いもうと・おとうとの面倒を見てよね」「あなたはお母さん役よ」と期待・要求され続けたから
  • 甘えたくても甘えられない状況がそのとき以来続いたから
  • 自分さえ我慢すれば、と飲み込んできた人生だから

長女病を卒業するための7つのアクション

  1. 自分の生きづらさが長女病から来ていることを認識する
  2. もう感情を我慢しなくてもいいと心底理解する
  3. 人に甘えることを覚える。照れくさくてもやってみる
  4. 安全基地になりうる人が身近にいるので、頼ってみる
  5. これまでの自分ならやらないことを思い切ってやってみる
  6. 自分の母親の立場、小さいときの自分の立場で多面的なA4メモ書きをしてみる
  7. ロールプレイングをして、感覚・感情を取り戻す

1.自分の生きづらさが長女病から来ていることを認識する

自分の生きづらさは長女病から来ていると、百歩譲って、信じてみてください。
長女病は恥ずかしいことでも何でもありません。

2.もう感情を我慢しなくてもいいと理解する

感情を我慢させられてきた人生を送っていた、ということをご理解ください。感情を感じることは、人として当然です。
もう我慢しなくていいんです。

3.人に甘えることを覚える

人に甘えることを照れくさくてもやってみてください。長女病の方は、人に甘えることができなかったために、甘えることに罪悪感を感じがちです。
そういう方は決してわがままな「困ったちゃん」にはなりませんので、安心して甘えてください。

4.安全基地になりうる人が身近にいるので、頼ってみる

長女病の方は人として素晴らしいことが多いので、実は安全基地になりうる人が身近にいます。よく見てください。
その方々は、「もっと頼ってくれればいいのに」と思っていますので、ぜひ頼ってください。そのほうが喜ばれます。「やっと頼ってくれたのね」と喜んで甘えさせてくれます。

5.これまでの自分ならやらないことを思い切ってやってみる

長女病の方は、責任感や生真面目さから、ご自身の行動に制約をかけてきたことが多いようです。
「これまでの自分なら決してやらないだろう」と思うことこそ、ぜひやってみてください。
世界がぱーっと明るく見えます。
あなたが我慢してきたことはどんなことですか?制約をかけて行動できなかった、チャレンジできなかったことを思い出してください。

6.自分の母親の立場、小さいときの自分の立場で多面的なA4メモ書きをしてみる

ご自身の母親の立場、小さいときの自分の立場で多面的なA4メモ書きをしてみてください。
「どうしてああいうことを言ったのか」「何が一番辛かったのか」「どうして何も言えず我慢したのか」、多くの発見があります。

20~30ページを一気に書いていきます。これまでふたをしていた感情が吹き出てきます。

7.ロールプレイングをして、感覚・感情を取り戻す

「ご自身の母親、ご自身、オブザーバー」や、「ご自身、親友、オブザーバー」でロールプレイングをやってみると多くの発見があると思います。

無意識のうちにはめていたたがを自然に外せます。

長女病を卒業しましょう

思い切って、今日から長女病を卒業しましょう。
自分で決めていただけなので、卒業は決してむずかしくありません。