仕事ができるようになる6つのポイント
だれだって、仕事ができるようになりたいと思います。しかし、むやみやたらに頑張るだけではなかなか成果につながりません。
今回は、仕事ができるようになる6つのポイントをご説明します。
仕事ができるようになる6つのポイント
- 経営者の視点を持つ
- 自分が主体的に進める
- ゼロベースで考える
- 何としてもやり抜く
- 仲間を作り、活かす
- プロジェクトマネジメント
1.経営者の視点を持つ
経営者の視点を持つのは、仕事ができるようになるための最重要ポイントですが、なかなか簡単ではありません。
私もマッキンゼーに入った最初の2年くらいは「経営者の視点がない」と言われ続け、「そんなことを言ったって、経営者になったことないし」と反発、困惑していました。
経営者になってからでは遅すぎます。経営者の視点がある程度なければ、経営者になること自体、むずかしいです。
必要なのは、経営者の視点で普段から考え発言すること、毎日数ページ、経営者の立場でA4メモ書きをすることです。
それだけで、思った以上に経営者の気持ちがわかり、経営者の視点で物を考えることができるようになります。
2.自分が主体的に進める
「言われたことを言われたままやる」、つまり考えずに全体観を持たずに仕事をしても、単に「作業をしている」だけになります。
どんな小さなことでも、例えば「資料のコピー取り」であっても、誰のために、 何の目的で、どういう形の資料を作るべきかを考え、ベストな方法を追求します。
そうすれば、常に自分で考えながら進められるようになります。
3.ゼロベースで考える
ゼロベースとは、前提条件、境界条件、制約条件などをいったん取り去って、 何かにこだわらずに本来どうあるべきかを考えることです。
頭がいい人(=頭が濁ってない人)は、これをいつも切り分けることができるので、本質を見抜くことができます。
ただし、何も知らないと考える出発点に立てませんので、普段からGoogle検索、Googleアラートによる情報収集が欠かせません。
4.何としてもやり抜く
何としてもやり抜くとは、ちょっとやそっとの障害があっても、ぶれずに、 あきらめずに挑戦し続けることです。
もちろん、状況によっては無理、ということもありますが、冷静に見極め、「無理なのか」「頑張ればできる範囲なのか」を判断します。
リーダーは、ぎりぎりまで攻めの姿勢を維持することが必要で、「リーダーは孤独」だと言われるゆえんでもあります。
5.仲間を作り、活かす
仲間を作り、活かすには、ビジョン(=こんなことができたら素晴らしい、こん なことをどうしてもやりたい)が必要になります。
ビジョンと熱意のある人にはフォロワーが生まれます。それが「仲間」です。 志をひとつにする仲間は、ただの「仲良しクラブ」ではありません。
仲間ができれば、好循環が生まれます。エネルギーレベルが上がり、人がさらに集まるからです。
ただ、仲間が集まったからと言っていい気になっていると、すぐにいなくなります。「かまってちゃん」「こまったちゃん」的な行動についていく人はいません。
6.プロジェクトマネジメント
どういう仕事でも、成功の定義が何で、いつまでに誰が何をやり、どう実現するか、が明確でなければなりません。
明確でない場合でも、一応の目安を持ち、ここをこう突っ走っても大丈夫、と思いながらアクセルを踏んでいきます。
普段から、Google検索、Googleアラート、人に会う、展示会参加などにより、将来への見通しをつけておくことも必要です。
プロジェクトマネジメントの鍵は、
- 全体像をつかんでおくこと
- 必要なメンバーがそろっていること
- メンバーのほぼ全員が本気で取り組んでいること
- お互いに遠慮なくコミュニケーションできる雰囲気が醸成されていること
などです。
まとめ
仕事ができるようになる6つのポイントは、言われてみると、どれも当たり前のことだと思います。
一つひとつは、決してむずかしくありません。
小さめの仕事、より容易な仕事から成功体験を積んでください
チャレンジしてみると、世界が違って見えます。