部下が成果を出せるようになる方法|アウトプットイメージ作成方法
部下に効果的に成果を出してもらうためには、「アウトプットイメージ作成アプローチ」が有効です。過度なプレッシャーや余計なストレスなく、部下の力を引き出すことができます。
アウトプットイメージ作成アプローチとは
- 部下に仕事を指示する際、最初に完了時のアウトプットイメージ(業務完了時にどういうイ メージになるかを示したもの)を極力詳細に書いて示すことです。
- 慣れれば、アウトプットイメージ作成は30分程度で可能になります。
- 業務が企画書、報告書等の資料作成の場合は、全体の目次、ページ数・ページ配分を決 め、各ページにタイトルを書き、ページを振る。部下の目の前でこのアウトプットイメージを作成して、合意し、キックオフとします。
- 3日の仕事でも、2週間の仕事でもアウトプットイメージを最初にごく短時間で作成する、それですり合せすることが効果的になります。
アウトプットの達成度推移
アウトプットイメージ作成アプローチに期待される効果
- このやり方で上司・部下のすれ違いが防げる。通常の仕事のやり方、業務指示のやり方だと、かなりのすれ違い、言った言わないが生じる 。
- 最終ゴールを最初に明示し、到達するまでの期間中に頻繁なコーチング(2週間であれば、7~10回程度)をすることにより、過度なストレス・プレッシャーなく、スピーディーにゴー ルに到達できる 。
- 上司としても新たな発見が多くなり、上司・部下とも成長が加速される。頻繁にコーチングすれば、多くの場合、時間は15分程度で十分
- 有望な部下に難易度の高い業務を与える場合でも、アウトプットイメージへの合意は必要。 また、方向が見えるまでは一緒に走り見本を見せるほうが、時間のロスなく大きな成果を出せる
上司によく見られる勘違いと問題点
- 「アウトプットイメージ作成アプローチは、上司が助けすぎるから本人の成長のためにならない」というのは余計な心配。上司が全部取り 上げてやってしまうことではない。
- 上司の大半は、アウトプットイメージを持っていないのにそれを隠し、部下に仕事を投げることが多いように思われる。
- 「お前にチャンスをやるよ。頑張ってみろよ!」といいながら、実際は上司が答えを持っていないことが多い。
- 結果として、有効なサポートができず、期待した成果を実現できないばかりか、部下にとって過度のストレス、過度のオーバーワークとなる。
- 水にまず投げ込み、おぼれそうになりながら泳ぎを覚えるのは、古いやり方。有能な人材がすり減らされ、退職も続く。
まとめ
上司の皆さん、いかがでしょうか?
アウトプットイメージ作成アプローチをぜひやってみてください。
仕事が思ったよりずっとスムーズに進むので、驚かれると思います。
実際にやってみた結果を教えてください。