人間関係を改善して人を元気にするポジティブフィードバックとは?
人が頑張るのは、自分の存在や努力を認めてもらえたときかと思います。
また、自分が頑張っている ことをちゃんと見てもらえて、励まされたときではないでしょうか ?
これは、学歴、性別、年齢、職位、国籍、民族、社会的地位、趣味、性的嗜好など に寄らず、世界共通だと思います。
にも関わらず、あまりにも多くの家庭で、学校で、仕事で、自分の存在、努力、頑張りを見てもらえず、励まされないことが普通です。
それどころか、話も聞いてもらえないのが現状かもしれません。
人として尊重されている感じ、そこで息をしていていい感じ、 自分が一人ぼっちではなというい感じが私たちには不可欠です。お金の問題ではありません。
ポジティブフィードバックとは?
そういった私たちの特性から、人間関係を改善し、人を元気にするためには、ポジティブフィードバックが効果的です。
ポジティブフィードバックとは、人に対して、感謝の気持ちでポジティブ、前向きの接し方をすることです。言葉だけではなく、しぐさ・表情などの非言語表現からも伝わります。
今回は、ポジティブフィードバックとは何か? 褒めるとどう違うのか? 具体例を通して解説していきます。
ポジティブフィードバックのポイントは?
感謝の気持ちを遠慮なく、躊躇なく表現します。
夫、妻、彼氏、彼女、同僚、部下、友人、親、子など、何かをしてもらったら、感謝の言葉を伝えます。上司については別途解説します。
たとえ料理がまずくても、給料が低くても、相手がやってくれたことに感謝するのがポイントです 。
「相手がそれをやって当然」と思うと感謝できず、悪循環につながります。
「ほめる」のは評価的なニュアンスが強いので、「感謝する」ほうがいいです。
ポジティブフィードバックの効果
ポジティブフィードバックにより感謝の気持ちが伝わるので、余計な摩擦がなくなっていきます。
仲間も増えます。 信頼できる相手、相談相手が増えるので、好循環が始まります。
部下へのポジティブフィードバックの例
- 結果が素晴らしいとき
「すごい、これは素晴らしい! 本当にありがとう」→ つけあがるといけないとか、余計なことを考えず、手放しで褒める - 結果がいいとき、まぁまぁよかったとき
「よかった。ありがとう。頑張ったね」
→ 迷わず、余計なことを考えず、躊躇せず言う。 - 本人はベストを尽くしたが、結果がともなわなかったとき
「残念だったね。だけど、頑張ってくれたのはよく知ってるよ。心配ない、大丈夫だよ」
→ 本人はただでさえがっかりしているので、激励する。 - 本人の不注意で、結果を出せなかったとき
「これはだめだったね。もっと注意してやるべきだった。 だけど、次回気をつければ、必ずうまく行くよ」
→ 基準は決して下げないが、罵倒はしない。罵倒以外にやる ことがある(スキルアップ、仕組み作りなど) - 本人が途中で投げ出してしまったとき
「これはまずかった。できると思ってたから残念だよ。だ けど、次回はもっとフォローするから、必ずうまく行くよ」
→ 部下が結果を出せなかったのは、上司の責任だと認識する。
ポジティブフィードバックが周りの人を元気にします。ボジティブフィードバックが人間関係を改善してくれます。
ぜひ、意識して取り入れてください。