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人間関係|コミュニケーション

問題解決に効果的な5つの思考

問題把握・解決力とは


あいまい、複雑、流動的な状況下で、問題・課題を的確に把握し、大局的見地から現実 的な解決策を立案、説得、実行する「問題把握・解決力」は、すべてのリーダー、ビジネスパーソンにとって必須です。

100%完全な答えなどないので、仮説を立て、走りながら検証していきます。

全力疾走していても、周囲の状況変化を把握し、柔軟に方向修正していきます。

個人の力には限りがあるので、他人を巻き込めるスタイル、方法論を持ち使えるものはフルに活用して走ります。

今回は効果的に問題把握を把握し、解決するための5つの思考をご説明します。

効果的な問題解決のための5つの思考


  1. ゼロベース思考
  2. 仮説思考
  3. 「唯我独尊」思考
  4. 現場思考
  5. アウトプット思考

 1.ゼロベース思考


本来どうあるべきか、徹底的に考え抜くことです。

組織内の暗黙の前提条件、制約条件、および自らの利害関係を意識してリストアップし、取り払っ て考えます。

「日本の常識は世界の非常識」ということを肝に銘じ、日本人以外との積極的な接触・意見交換を します。
「青くさい」「単に過激な」「現状を無視した」やり方は未熟です。そうではなく、深い現状理解と大胆な発想で、あるべき姿と達成までの現実的なステップを描きます。

 2.仮説思考


「いい加減にエイヤ!」と勢いではなく、常に感度を高く保ち、何に対しても自分なりの考え、仮説を持つようにします。

インタビュー、データ分析などで、新たな仮説がどんどん湧きます。それに合わせて、大胆に仮説を修正していきます。

このプロセスのスピードとダイナミックさについていけない人にとっては大きなとまどいが生じます。飲みに行って話を聞いてあげる、背景を 説明してあげるなど、フォローアップとマッサージが必要です。

3.「唯我独尊」思考


「自分が1日休めば、世界の進歩が1日遅れる」という気概、気合い、プライドが持って考えることが重要です。
その分野での世界最高クラスを目指します。ある会社のある分野の課題に限れば、何人も取り組んでいないので、不可能ではありません。
「独りよがり」とは異なり、人の言うことには、むしろ、よく耳を傾けます

この「唯我独尊」思考が多少なりともなければ、高いレベルの問題解決はできません

「唯我独尊」思考のためには

小さなことでも、これだけは人に負けない、という自信を持ちます。現在の水準で勝てない場合は、努力の度合いで勝ちます
そのうちに、人も認め、自分も自信を持てる分野が生まれます

 4.現場思考


現場の状況を肌、皮膚感覚で知っていることです。
アンテナを高く上げ、常に感度を高くしておくことが鍵になります。

新しい課題に直面した場合、まず現場に浸り、感度とセンスの調整をします。

→製品であれば、自分で使ってみる、売ってみる、運んでみることです。

→サービスであれば、受けてみる、やってみることです。

そうは言っても時間が限られるので、現場感覚の強い、感度の高いキーパーソンを押さえることが重要です。

5.アウトプット思考


これらの思考を持つことで、効果的な問題解決ができるようになります。

日々の習慣の積み重ねで、しなやかな思考が身につきます。

普段からの意識がかなりの差を生むので、壁に貼っておくとかバッグに入れておくとかして、目に触れるようにしておきます。