感情を取り戻す、7つの観点
小さいときから親に罵倒され続け、ひどい目に会い続けて、感情を感じなくなった、感情を感じなくした、という方がいらっしゃいます。
そういう方は、どんなひどい目にあっても、「大丈夫、慣れてるから」「なんでもないよ」と平気な顔をされます。
もちろん、それが本当に平気なはずがありません。辛すぎる状況を耐えるために感情を押し殺すことに慣れてしまっただけ、と私には感じられます。
その証拠に、表情が暗かったり、妙に頑固だったり、コミュニケーションにややトゲがあったりしがちです。
感情を持つ持たないは人の勝手ですが、もし抑圧された感情を取り戻すことが少しでもできたら、人として楽に生きれるかも知れないと思いました。
ということで、余計なお世話かもしれませんが、今回は、感情を取り戻す、7つの観点についてご説明します。
感情を取り戻す、7つの観点
- 人には感情があるのが当然だし、自然だと思う
- 自分は辛すぎるために、感情を押し殺してきたと認める
- 自分は今からでも感情を取り戻せると信じる
- 感情を取り戻せば、もう少し生きやすくなると信じて取り組む
- 自分が感情を取り戻しても、誰にも迷惑をかけないと思う
- 自分が感情を取り戻しても、誰も変だとは思わないと理解する
- 自分が感情を取り戻しても、身近な人がいなくなったりしないと信じる
1.人には感情があるのが当然だし、自然だと思う
感情を長らく押し殺してきた人にとって、感情を表現するのは少しむずかしいかもしれません。
表現しなくてもいいので、嬉しい、わくわくする、面白い、辛い、悲しいという感情を少しでも感じてみてください。
だんだんと、自然に感じるようになっていきます。
2.自分は辛すぎるために、感情を押し殺してきたと認める
これまで自分が悪いとか、親は立派だとか、無理して考えるようにしてこなかったでしょうか?
辛すぎて、感情を押し殺してきたかもしれないと、少し考えてみてください。
3.自分は今からでも感情を取り戻せると信じる
数十年抑えてきた感情でも、すぐに取り戻せます。遅すぎることは全くありません。
自分にはとても無理、ということでもありません。
4.感情を取り戻せば、もう少し生きやすくなると信じて取り組む
感情を取り戻せば、もう少し生きやすくなると、信じてみてください。百歩譲って信じてみてください。
我慢し続けてきた辛い人生でも、必ず楽になります。
5.自分が感情を取り戻しても、誰にも迷惑をかけないと思う
ご自身が感情を取り戻しても、誰にも迷惑にはなりません。
誰しも感情がありますので、感情を取り戻しても気づかれないほどです。
6.自分が感情を取り戻しても、誰も変だとは思わないと信じる
自分が感情を取り戻しても、誰ひとり変だとは思いません。
やっと自分の感情と向き合えるようになってくれた、と思うだけです。
7.自分が感情を取り戻しても、身近な人がいなくなったりしないと信じる
自分が感情を取り戻しても、身近な人がいなくなったりはしません。信じてください。
むしろ彼らは、大切な人がやっとすなおに感情を持つようになってくれたことを喜んでくれます。
感情を持たないようにして数十年、辛いことだらけだったかも知れませんが、今からでも全く遅くはありません。