会議でうまく提案を通せる人、通せない人
会議でうまく提案を通せる人は、だいたいどんな提案でも通すことができます。
会議でうまく提案を通せない人は、何をやってもうまくいきません。
この違いはどこから来るのでしょうか?
会議でうまく提案を通せる人とは、
提案したことがほぼそのまま通り、経営者や上長が高く評価します。
提案内容が実行に移され、周囲の期待がさらに上がります。
提案内容と自分のキャリアが連動して、効果的に提案できます。
会議でうまく提案を通せない人とは、
とってつけたような提案、一人よがりの提案で、説得力がありません。プレゼンの声が小さかったり、自信がなさそうだったり不安感を誘います。
残念ながら、経営者、上司から見て、「こいつにやらせてみよう」とは思えない提案をしがちです。
根回しも不十分なことが多く、実行に移しづらくなります。
会議でうまく提案を通せる人の行動
- 経営者、上長が何を求められているかをいつも考えている
- といって経営者、上長に媚びるわけではなく、会社の必要性、必然性のツボを押さえて提案する
- 関連部署への根回しを十分にし、ほぼ味方につける
- 資料はプレゼンされる側の立場で何度も見直し、理解しやすくする
- プレゼンは短時間で終わらせ、質問には即答で的確な回答をする
- プレゼン後、経営者に挨拶し、関連部署を回り、確実に動かしていく
- 手柄を独り占めにせず、プロジェクトへの貢献を見逃さずに感謝する
1.経営者、上長が何を求められているかをいつも考えている
会議でうまく提案を通せる人は、経営者、上長が何を求められているかをいつも考えています。
それによって、視点が高く、視野も広いので、経営者、上長から見て、安心して任せられる人材になります。そうなると、経営者、上長との会話の機会も増え、より的確に把握できるようになります。
当然、昇進も早くなります。
2.といって媚びるわけではなく、会社の必要性、必然性のツボを押さえて提案する
経営者、上長が何を求めているかいつも考えているといっても、決して媚びるわけではなく、会社の必要性、必然性のツボを押さえて提案する必要があります。
媚びるというのは、正しいかどうかではなく、経営者、上長が何を好むかを考えて動くこと、ゴマをすることなどです。悪魔の誘惑です。
3.関連部署への根回しを十分にし、ほぼ味方につける
関連部署への根回しを十分にし、ほぼ味方につけることは、組織の中で動くためには、必須です。
根回しが過度になり、すべて予定調和的になってはまずいですが、関連部署のキーパーソンと事前にすり合わせすることでスピードアップできます。
4.資料はプレゼンされる側の立場で何度も見直し、理解しやすくする
資料は一方的ではなく、プレゼンされる側の立場で何度も見直し、頭にすっとはいって一度で理解できるものに仕上げます。
ページ数は少なめで、簡潔・明瞭な資料をすばやく作ります。
5.プレゼンは短時間で終わらせ、質問には即答で的確な回答をする
プレゼンは短時間で終わらせ、質問には即答でかつ的確な回答をすると、信頼されます。
質問に答えるだけではなく、こちらからも問題提起したり、働きかけたりします。全体をよく見ていることが誰の目にも明らかです。
「この件はあいつに任せておけばいい」と思われるようになります。
6.プレゼン後、経営者に挨拶し、関連部署を回り、確実に動かしていく
プレゼンがうまくいっても、油断することなく、経営者に挨拶し、関連部署を回り、確実に動かしていくことが必要です。
会議でうまく提案を通せる人は、結果が出るまで決して手を抜きません。
7.手柄を独り占めにせず、プロジェクトへの貢献を見逃さずに感謝する
会社組織なので、手柄を独り占めにせず、プロジェクトへの貢献を見逃さずに感謝する人に人望が集まります。
当然、また協力したい、一緒のチームに入りたいと思ってもらえます。
まとめ|会議でうまく提案を通せる人、通せない人
いかがでしょうか?
プレゼン上手になるのは「しゃべり方」だけの問題ではありません。
参考:『マッキンゼー式 人を動かす話し方』