成果を出すためのタイムマネジメントとは
多くの方にとって、タイムマネジメントは結構むずかしいものかと思います。
私もいろいろやってみました。ただ少なくとも自分には、時間を細かく設定した、いわゆるタイムマネジメント(スケジュール管理)は向いていないということがわかりました。
余裕のあるスケジュールを設定しても、仕事がどんどん増えて埋まってしまう。一つのタスクにかかる時間は状況によって大きく変わるので、読めないからです。
私の場合のタイムマネジメントの基本的考え方
そういう私にとって唯一効果があったのは、できるかぎり「締め切り」を設定することでした。
締め切りを可能な限り設定する。報告会、書類提出期限、講演、原稿締め切りなどです。
ときどきは棚卸しして、やりきってしまう。
もう一つ必須なのは、リードタイムの長いもの(誰かへの依頼、大人数での会議設定、インタビュー設定依頼、資料の取り寄せなど)は先にしかけておくことです。
一時に一つずつ片付ける。
同時並行作業はできない。一時には一つにすることも、タイムマネジメント上、大切です。要は、私たちの頭はどう動くのかをきちんと考えることです。
私の一日のタイムマネジメント
時差による能率低下を避けるために基本的なスケジュールをできるだけ固定する。
平日の場合
–7:30 起床
–8:00 家を出る
–8:20 オフィス到着
–21:00 オフィス出発
–21:30 シャワー、夕食
–1:30 就寝
睡眠時間
体力、精神面で快調を維持できる最低の睡眠時間を決め、極力維持する。
起床、就寝時間を週7日変えない。
食事
腹八分にする。
タンパク質を意識してとる。炭水化物は極力食べない。
果物、ナッツ類は結構食べる。
タイムマネジメントを効果的にするための仕込み
タイムマネジメントを効果的にするには、「仕込み」をしておくことです。
「仕込み」とは次のようなものです。
- リードタイムの長いものを前準備しておく
- 仲間を先に作っておく
- 仲間に先にメリットを提供しておく
- 仲間意識は突然生まれない。時間をかけて醸成しておく
- 仲間に役割を作っておく
- 「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ・ギブ・ギブ・ギブ&テイク」
- 自分の考えを普段から打ち出しておく
- 自分の考えを普段からしっかり持っておく
仕込んでおくと、いいことがたくさん
- いざというとき、素早く結果が出る
- だめそうになったとき、起死回生の手が生まれる
- 孤独感にあまり悩まされない
- 好循環が生まれやすく、追風が吹く
ぜひ意識して仕込んでみてください。
まとめ
いかがでしょうか。タイムマネジメントといっても、いろいろな考え方があります。
いままでタイムマネジメントが十分にできなかった方も、これならできると思います。あるいはご自身のやり方をぜひ工夫してみてくださいね。