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人間関係|コミュニケーション

好循環を生み出す7つのステップ

「好循環」とは、自分が実現したいことが、複数の追い風を受け、より簡単、確実に実行できるようになることです。
ただの因果関係ではなく、「いくつかの布石を打っておく」「先手を打つ」「意識的に追い風を作り出す」。その結果によって、さらにもっとよい循環が起きることです。

好循環の例

  • 普段から信頼できる人のネットワークを意識して作っておいたので、困った時すぐ相談でき、好転した。そのプロセスでさらに強力な人脈を得た。
  • ブログを書いていたら、それを見たメディアから取材され、講演を依頼され、本の執筆を依頼された。その結果、よい仕事が来て、さらに発信する機会を得た。
  • 本命プロジェクトの前段階として進めた予備プロジェクトの経験で、本命プロジェクトが順調に進んだ。信頼できる人も確保でき、その人のおかげで、さらに次のステップへの布石ができた。

好循環に関して思うこと

「好循環」への普通の考え方、態度は、「自分が作り出すものではない」「起きる時は自然に起きる」ということだと思います。
私ももともとそうでしたが、ある時、「好循環はある程度意識して生み出すことができるのでは」と考え始め、なるべくその視点で取り組むようにしてきました。
「好循環を生み出す」のは、ただの「ラッキー」とは違います。考え、準備していくつか仕込んでおくこと、それが次々に成果を出す状況です。

好循環を生み出す普段からの仕込み例: ネットワーク作り

役に立ちそうな人とのネットワークをいつも意識して作っておきます。
講演会、セミナー等での講演者には、講演直後にかけよって名刺を交換し、少しだけ話します(後に待っている人がいるため)
その日すぐにお礼メールを送り、ミーティングを依頼します。メールの内容が丁寧であれば、数名に一人は会ってくれます。
会う前には、その人の書いた本、ブログ記事等を探し、できるだけ全部目を通しておきます。

好循環を生み出す普段からの仕込み例: 発信、評判作り

評判が高いほど、好循環が生まれやすくなります。そのため、本気で成長したい人はブログを書きます。ブログを多数書いていると、講演の依頼が来始めます。
そのうち、ウェブメディア、雑誌、新聞、ラジオ、TVなどからの取材・出演依頼が来始めます。
具体的な仕事になり始めます。

好循環を生み出すための7つのステップ

  1. 何を実現したいのか、ターゲットを決めます
  2. ターゲットの実現を容易にするため、理想的には何が起きると嬉しいか考えます
  3. その理想的な状況を起こすためには、何が起きるといいのか考えます
  4. それを実現するため、自分に何ができるのか検討します
  5. 直接的メリット、結果を追求するのではなく、2ステップほど離れたところ、2ステップほど手前から考えます
  6. 好循環の種まきを次々に実行します
  7. 好循環への追い風の環境を作ります

好循環が起きるまでの我慢のしかた、心の保ち方

我慢ではなく、前広に種をまくだけです。「我慢」という状態は、イライラが相手にも伝わって逆効果です。種をまいても、いつ実現するか、どこで実現するかはわかりません。
好循環は、種まきをしておけば、どこかで花開くものです。その意味では、期待しすぎないことが大切です。
ゆったりとした気持ちが人にも伝わり、応援もしてくれます。

好循環が残念ながら起きそうにないメカニズム、背景

  • 何らかのしかけ、積み上げの努力がない
  • 種まきをしてゆっくり待つ、ということができない
  • 広く種まきをすることができず、決め打ち、範囲が狭い
  • 普段からネットワーク作りを軽視している
  • 自分の仕事をおろそかにする
  • わくわくするようなビジョン、これをやりたいという強い想いがない
  • あきっぽい
  • 期待だけ過大

好循環を生み出す7つのステップ|まとめ

どうでしょうか。好循環を生み出すイメージが得られたでしょうか?
そこまでむずかしいことではありません。自然体で仕込みをしていれば、勝手に花開いていきます。