『ゼロ秒思考』のA4メモは紙のほうが圧倒的によい5つの理由
『ゼロ秒思考』のA4メモは、A4用紙を横置きにして書くことを推奨しています。
iPadなどの書き心地がかなり改善してきていること、また紙がかさばらないことなどから、タブレットではだめかと聞かれることがたまにあります。
いくつかの理由から、私は『ゼロ秒思考』のA4メモ書きにタブレットをお勧めしていません。
『ゼロ秒思考』のA4メモは紙のほうが圧倒的によい理由
- 目の前に並べられるので、A4メモの多面的な書き方が効果的にできる
- 目の前に並べられるので、アウトプットイメージ作成アプローチが効果的にできる
- 直前に書いたA4メモを参照しつつ、次のA4メモを書くことができる
- その日に書いたA4メモを目の前に並べて振り返ることができる
- A4メモが数千ページになったとき、大きな達成感があり、確実に自信がつく
1.目の前に並べられるので、A4メモの多面的な書き方が効果的にできる
A4メモの最大の価値は「多面的なA4メモ書き」です。
面倒くさい上司や同僚などの立場で20~30ページ書いて机の上に並べます。
これにより普通はできない客観視ができ、むずかしい相手の気持ちもはるかにわかるようになります。
2.目の前に並べられるので、アウトプットイメージ作成アプローチが効果的にできる
資料を作成する際、パワーポイントで直接作成しようとすると、大半の人はまとめきれません。
それよりも、表紙、目次、各章のトップページ、個別ページをざっと手書きして大きな机の上に並べ、全体のバランスを見るようにすると、数分の一の時間でできるようになります。
こちらも、タブレット1台では全くできません。
3.直前に書いたA4メモを参照しつつ、次のA4メモを書くことができる。
A4メモは毎回、思いついたことをさっと書くものですが、2,3ページ近いテーマで続けて書くことも頻繁にあります。
そのとき、書いたA4メモが目の前に並んでいるほうが、実際問題として、はるかにやりやすいです。
4.その日に書いたA4メモを目の前に並べて振り返ることができる
夜寝る前に、その日に書いたA4メモを目の前に並べてさっと眺めると、大変よい振り返りになります。
タブレットで全くできないわけではありませんが、A4メモが並んでいるほうがはるかにやりやすいです。
5.A4メモが数千ページになったとき、大きな達成感があり、確実に自信がつく
A4メモを毎日10ページ書き続けると、半年で1800ページ、1年で3600ページほどになり、積み上げると大きな達成感があります。いとおしいという気持ちが生まれるほどです。
ミニマリストだとか言う理由で持ち物を減らしたいというコメントを聞くことがありますが、そういう人にかぎって大してA4メモを書けないようです。
まとめ
どうでしょうか?
iPadなどでもいいのでは、という方は、『ゼロ秒思考』A4メモ書きの本当の価値、真の威力を経験されていないと思います。
「目の前に並べられる」ことの価値は、1画面で何とか対応するより圧倒的にあります。
いったんは徹底的にマネていただくことをお勧めします。