「相手に関心を持つ」ことの本当の意味
人の話を真剣に聞くためには、相手に関心を持つことが不可欠です。関心がなければ、話を聞いてもうわの空だからです。
関心がないのを取り繕っても、相手にはすぐに伝わってしまいます。
「相手に関心を持つ」ことの本当の意味
「相手に関心を持つ」ことの本当の意味は、相手を人として尊重するということです。
相手の存在を全面的に認める、大切に思うということです。
相手に信頼される出発点になります。
相手に関心を持たないと
相手はないがしろにされたと思います。
あるいは、「どうせ自分なんか」と卑下し、自信をますます失います。
自信を失わない場合も、ヘソを曲げて面倒なことになります。
そうは言っても
そうは言っても、「誰にでも関心を持つことなんか、とてもできない」と思われる方のほうが多いかも知れません。もっともなことです。
ただ、仕事上の相手にそういう印象を与えてしまうと、うまくいくはずだった仕事もうまくいきません。
サボられたり、へたをすると、仕事の邪魔をされたり、仕事が失敗するように陰で動かれたりします。
相手に関心を持つための4つのポイント
- 第一印象で相手への好き嫌いを決めない
- 相手が何に関心を持っていて、どういう価値観かを考える
- 相手にはどういう家族、友人がいるかを考える
- 相手から見るとこちらがどう見えるか考える
1.第一印象で相手への好き嫌いを決めない
第一印象で相手への好き嫌いを決めると、相手への許容度を狭めてしまいます。
第一印象が当たっているという人もいますが、同じくらい外れていた、ということもあります。
会った直後の印象論で判断するのは、人としてはなるべく避けておいたほうがよいです。
2.相手が何に関心を持っていて、どういう価値観かを考える
相手が何に関心を持っていて、どういう価値観かを考えることは人として接する第一歩になります。
単刀直入に聞く場合もありますが、通常はもう少し軽い話から始めて、安心していただくようにしましょう。
3.相手にはどういう家族、友人がいるかを考える
相手にも家族や友人がいることを考えると、好き嫌いとか、感じいいとか悪いという軽率な判断をしないですむようになります。
常に、等身大の人として見る、ということです。
4.相手から見るとこちらがどう見えるか考える
相手から見るとこちらがどう見えるか考えることも、相手に関心を持つ第一歩として役立ちます。
相手の視点を考える時点で、相手の立場への共感が生まれ始めます。
まとめ
いかがでしょうか。「相手に関心を持つ」って、どういうこと? 何か意味があるの、と思われていたかも知れませんが、もう少し本質的であり、大切なことです。
迷いが生じたら、どういうときも、まずは相手に関心を持って話を聞いてみてください。必ず好転します。