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人間関係|コミュニケーション

愛着障害と長女病を卒業する5つの鍵

愛着障害と長女病を卒業する5つの鍵

愛着障害について何度も取り上げました。
愛着障害とは、母親の安定した愛情、接し方が幼少期に不足したため、自信、自己肯定感が低く、生きづらい状況のことを言います。

いっぽう、長女病についても、長女特有の責任感の強さ、生真面目さ、人に頼れない、人にあれこれ口出しをする、甘えたいのに甘えられない、という生きづらさについてお話してきました。
次女、ひとりっ子の場合も状況によっては疑似長女病になりがちです。生真面目な一部の長男も同様です(以下では、長女病としてひとくくりでお話します)

この2つがどう関係するのか、整理しました。

愛着障害も長女病もないケース

愛着障害も長女病もない方はかなり珍しいです。

気持ちはいつも安定していて、リーダーシップもあり、仕事もプライベートも充実しておられると思います。
あえていえば、他のほとんどの人が不安を抱えている、自己肯定感が低くて悩んでいることがよくわからない、したがって十分には寄り添えない、ということがありえます。

愛着障害も長女病もあるケース

この場合は大変です。自信がなくて生きづらい上に、責任感が強すぎ、生真面目なため、苦労のしっぱなしかもしれません。
ただ、どちらも、「自分にはそういう傾向がある」「しかもそれは自分が悪いわけでは決してない」と知るだけでかなり改善します。

仲間ができ、安全基地ができれば、卒業することもできます。

愛着障害と長女病を卒業する5つの鍵

  1. 愛着障害による自信のなさと、長女病による生真面目さ、責任感の強さを分けて考える
  2. 愛着障害に関しては、子ども時代にどういう辛さがあったかを思い出し、正しく認識することが第一歩になる
  3. 長女病に関しては、子ども時代にきょうだいの世話をさせられていたものの、とっくに卒業できていいはずと考える
  4. 愛着障害と長女病で苦しんでいる友人5,6人と仲間を作ってお互い話を聞き合う
  5. アクティブリスニングの徹底で人の悩みを聞き、相談相手になると、自信が湧く

1.愛着障害による自信のなさと、長女病による生真面目さ、責任感の強さを分けて考える

愛着障害による自信のなさと、長女病による生真面目さ、責任感の強さを分けて考えると、問題が切り分けられ、少し楽になります。
実は別の原因、別の辛さです。対策も変わってきます。

2.愛着障害に関しては、子ども時代にどういう辛さがあったかを思い出し、正しく認識することが第一歩になる

愛着障害に関しては、子ども時代にどういう辛さがあったかを思い出し、正しく認識することが第一歩になります。辛すぎて記憶を消していることが多いので、時間をかけて思い出す必要があります。

また、「今、親との関係に何の問題もない、したがって愛着障害ではない」と言われることが多いですが、問題は子ども時代に過保護・過干渉・モラハラがどのくらいあったかです。

今もまだ高齢の親からの過保護・過干渉・モラハラがひどい場合、距離を置くしかありません。距離を置けば、ストレスがかなり減ります。それを決して悪いこと、親不孝とは考えないようにします。親戚やきょうだいが「わけ知り顔」で諭してきますので、無視します。

 3.長女病に関しては、子ども時代にきょうだいの世話をさせられていたものの、とっくに卒業できるはずと考える

長女病に関しては、子ども時代にきょうだいの世話をさせられていたものの、今も続いているわけではありません。とっくに卒業できていいはず、と考えてみてください。

愛着障害とは少し違い、自らの意思できょうだいの面倒を見てきた点もありそうです。ということは、考え方次第で卒業はできます。少なくとも半分程度は卒業できます

4.愛着障害と長女病で苦しんでいる友人5,6人と仲間を作ってお互い話を聞き合う

愛着障害と長女病で苦しんでいる友人5,6人と仲間を作ってお互い話を聞き合うと、皆ほとんど同じ問題を感じていることがよくわかります。

それがわかるだけでもずいぶん楽になります。お互い、心の支えになります。月に一度ほど、気にせず何でも話せる場があると、ストレスが解消されます。

5.アクティブリスニングの徹底で人の悩みを聞き、相談相手になると、自信が湧く

アクティブリスニングの徹底で人の悩みを聞き、相談相手になると、自信が湧きます。自分の存在で人の心が楽になるのがわかるからです。

相談する側より相談される側が元気になる、という不思議な現象です。

愛着障害と長女病を卒業する5つの鍵|まとめ

いかがでしょうか?

愛着障害と長女病を切り分けて、この際、卒業してしまいましょう。
実はそこまでむずかしいことではありません。自分が避けてきたという点も否めないです。

愛着障害と長女病を克服する仲間をオンラインサロンで募集しています。